鯰のつぼやき | |||||
メルマガ・健ズバッ!Vol.68 「 社会保障と税の一体改革について−さいとう健の考えー 」 苦渋の選択でした。 消費税の増税なんて、政治家であるならば、できることならやりたくない。 特に、さいとう健は選挙が弱いんだから。 今回、自民党が消費税増税に反対すればつぶすことはできたでしょう。 でも、そうすると、今度はわが党が政権を取り戻したときに民主党が反対して、また通らないということになる。 そんなことを繰り返していて、この国は本当にいいのか。 やはり、今回決着をさせておかねばならないのではないか。 遅れれば遅れるほど、子供たちの負担はその分大きくなるわけですし、世界のマーケット関係者の見る目も怖い。 でも、苦しい選択でした。 それで、さいとう健は、二つの前提が成り立つのならばということで、賛成する腹をくくりました。 一つは、社会保障改革の中身をしっかりしたものにすること。そして、それができなければ、増税しないこと。 それにしても、今の政府の提案には、問題が多すぎる。 最低保障年金に代表されるように、本人の努力の有無にかかわらずばらまくというものが多すぎる。 これでは、またすぐに増税となってしまう。 ここをきちっと正す。キーワードは、「持続可能性」。 幸い、国民会議を作って、社会保障の在り方についてきちっとした議論をするというということなので、そこで展開される議論に、とりあえず賭けることとしました。 いいものができなければ、増税を停止・延期することもありうるということで。 二つ目の前提は、デフレ下での増税は本当に危険なので、景気状況によって増税を停止する措置を取ること。 実際に過去痛い目に会ってます。 97年に、消費税を3%から5%に上げるときも、所得税の先行減税を実施して念には念を入れたものの、アジア金融危機の発生等々により、景気の腰折れを招きました。 今回も、この点は慎重に対応すべきです。 そこで、実際に消費税を上げる半年前に、時の政権が経済状況を精査して税率引き上げの最終判断をするということとしました。 この点については、石原幹事長は、雨が降ったら運動会を中止するのと同じだと明言しました。 合わせて、公務員人件費の削減や国会議員の定数是正といった身を切る努力も、国民会議の結論が出るまでには決着をさせねばなりません。 政治家は、庶民の痛みがわからないという声を多く聞きます。 しかしながら、今この問題を処理しておかないと、将来私は、もっと大きな痛みとなって跳ね返ってくると確信してます。 今やるしかありません。 国会は、この1〜2日緊迫していくことと思います。 わが党からも造反が出るかもしれません。 しかしながら、これが皆のためだと、信念もって決心した以上は、たとえ本件が原因で落選するとしても前に進んでいく。 今は、そういう心境です。 平成24年6月21日 衆議院議員 さいとう健 以上、さいとう健議員のメルマガの転載。 (転載許可いただいてます) さてと。 テレビのキャスターやコメンテーター、評論家にジャーナリスト達は、こぞって『民主党も自民党も同じ。財務省の言いなりの増税路線だ』とほざいてやがりますが。 野田や民主党の連中が何を考えてるのかは知らんけど、自民党の議員さん達は、様々な葛藤の末、苦渋の選択による『賛成』であるということです。 とにかく政治を進めない事には、日本の傷が深くなるばかり。 政局オンリーや政策オンリーで、二極化議論をしてるのは、ジャーナリストや評論家だけでたくさんです。 実際に国を動かす国会議員の皆さまには、政策と政局のバランスを取りながら、その時々の時流に沿った舵取りをお願いしたいと思います。 その点、自民党の方針に関しては、わりと安心してたんですけどね。 だいたい、国会の会期延長にしても、問責二大臣をいつまでも椅子に座らせておいた野田内閣の責任でしょう? しかもなんで9月8日まで延長しなきゃならんの? 更にそれを『数の暴力』で採決しやがって!! こんな輩集団に『数の力』を与えた有権者と、煽ったマスコミ!! ちっとは恥じて反省しれッ!! とにかくね。 『さっさと解散汁!!』って、文句言う相手は、自民党の議員さんじゃなくて、与党民主党議員ですよ。 自民党の議員さんは、解散に向けて追い込むことは出来るけど、解散はできませんからね。 で、さいとう健議員のように、腹をくくってると思います。 いよいよ、そろそろかも知れません。 今度こそ!! 日本国の為に腹をくくってる人達に、お願いしましょう!! 日本再生に必要なのは、パフォーマンス上手じゃなくても、マスコミが持て囃さなくても、そんなの関係なく、地道に取り組む覚悟ある実務型の人達だと思います。 正道に勝る王道なし!!
by maro-qtarou
| 2012-06-21 19:37
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